新生活で一人暮らしスタート!経験者の家事・収納悩み調査

2025.03.12

新生活を始める方が多い季節です。この春一人暮らしを始める方もいらっしゃるでしょう。自分だけで使える家や自由な生活など楽しみが多い一人暮らしですが、自分一人で家事を進めたり、こまめに整理整頓・収納し生活空間をキープする大変さもあります。そこで今回は「一人暮らし経験者の家事・収納の悩み」についてアンケート調査しました。一人暮らし経験者の悩みと解決法を活かし、一人暮らしの生活をより快適にしてみませんか。

進学や就職など新生活が始まってからの家事は大変

今回のアンケートは、全国にお住まいの方を対象に行い、一人暮らし経験者が「最初に一人暮らしした時に住んでいたエリア」をベースに、全国・地域別の統計結果を解説していきます。回答者が特に多かった関東地方(50.3%)については、詳細エリアについても分析していきます。
(※一人暮らし経験者とは、現在一人暮らししている方・過去に一人暮らししたことがある方の両方を含みます。)

なお、一人暮らしをしたきっかけは進学・就職がそれぞれ約4割、実家を出て独立することを決めた方が約1割でした。少数意見では、転職がきっかけだった方も見受けられました。

一人暮らしの住宅タイプはマンション(関東47.3%・全国38.3%)・アパート(関東45.3%・全国53.8%)の2つで9割以上を占め、寮や集合住宅に住んでいる方も少数見受けられました。

家族暮らしの家とは異なり、一人暮らしの家はスペースが限られがちで、その中でも生活スペースをできるだけ広く取り、収納スペースが少なくなりやすい傾向にあります。今回のアンケートでは、一人暮らし経験者の約6割がアパート・約3割がマンションに住みクローゼット/押入れの個数が「1つだけ」という方が約8割を占めました。

アンケートでは始めに、進学や就職など新生活が始まってからの家事は大変だったか尋ねました。

今回のアンケートでは、進学や就職など新生活が始まってからの家事は大変だった・多少大変だったと答えた方は約8割(関東83.6%・全国83.1%)でした。

内訳は、

  • ・大変だった: 関東40.3%・全国37.5%
  • ・多少大変だった: 関東43.3%・全国45.6%

でした。

新生活が始まってから家事の大変さを少しでも感じていた方は非常に多く、半数弱が大変さを強く感じていたようです。

生活・収納スペースの使い勝手が家事効率に影響

アンケートでは次に、新生活が始まってからの家事がなぜ大変だったか、その理由を尋ねました。

新生活にも家事にも慣れていない

関東・全国とも順位は同一で、第1位は「家事に慣れていない」で約8割(関東77.5%・全国79.2%)でした。家族暮らしのなかで経験した家事とはまた違い、全て自分の手で行う一人暮らしの家事は、暮らしてから日が浅い新居の環境と相まって慣れるまで大変です。経験したことのない家事を試行錯誤でやることもあるでしょう。

さらに、進学・就職など新生活自体にも慣れず、始めは何かと忙しい毎日のなかで「家事をする時間がない」(関東・全国とも45.0%)と悩んだ方も多いようです(第2位)。

忙しい新生活の中、家事を出来るだけサッと済ませたくても、家事自体にも慣れず時間がかかってしまう場合が多いようです。

家具配置や収納不足などが原因で家事がしづらい

第3位と第4位は意味合いが大きく異なり、生活スペース・収納スペースなどの自宅環境が原因で感じる大変さでした。

一人暮らしの家の限られたスペースの中、「家具配置・スペースの問題で家事がやりづらい」(関東20.1%・全国23.9%)と感じる方が約2割でした。家具配置などで手狭になったり、使えるスペースに対しどうしてもモノが多くなり、スムーズな動線で効率よく動けないと悩む方が多いようです。

この悩みは、関東の地域別では埼玉県南部(40.0%)・神奈川県東部(21.7%)で割合が高めでした。

「収納スペース不足で家事がやりづらい」(関東18.3%・全国23.0%)という悩みも見受けられました。家族暮らしの際には当たり前に使っていた収納スペースが一人暮らしの家にはなかったり、限られた収納スペースをさまざまな用途に使う必要があり収納量が少ないと感じるケースが多いようです。

この悩みは、関東の地域別では東京都23区外(29.6%)・千葉県北部(21.4%)で割合が高めでした。

 

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一人暮らしで大変だった家事は?

一人暮らしで大変だと感じた家事についても尋ねました。

【一人暮らしで大変だった家事】

第1位 食事の用意: 関東69.2%・全国68.4%
第2位 お風呂・トイレ掃除: 関東41.1%・全国46.5%
第3位 洗濯物干し: 関東38.4%・全国39.8%
第4位 食事の片付け: 関東33.0%・全国35.6%
第5位 食事・日用品の買い物: 関東24.3%・全国27.8%
第6位 整理整頓: 関東21.6%・全国23.3%
第7位 干した洗濯物の収納: 関東21.1%・全国21.1%
第8位 床掃除: 関東16.2%・全国17.1%
第9位 ゴミ出し: 関東14.1%・全国15.5%
第10位 ほこり取り: 関東7.6%・全国7.0%

毎日の食事の用意が突出して高く約7割でした。忙しくても疲れていても自分が用意・調達しないと食べられないのはやはり大変です。いざ用意し始めても、慣れない自炊は大変で、バリエーションがないとマンネリ化もしがちです。

続いて衛生管理に関する家事が並び、お風呂・トイレ掃除が約4割洗濯物干し・食事の片付けが約3割でした。また、買い物・整理整頓・洗濯物の収納が約2割で、床掃除など掃除関係の家事もランクインしました。

忙しい日々の中でさまざまな分野の家事をこなさなければ生活がスムーズにすすまず、一つ一つの家事効率は、家事の時短の意味でも、家事負担軽減の意味でも非常に大切になってきます。

家具の配置や収納を改善したら家事はやりやすくなったと思う・・・

一人暮らしの新生活の中で家事が大変だった理由を探ると、家具配置など生活スペースの使い勝手や収納スペース不足など収納環境に関する問題が家事効率低下に影響していることが伺えました。そこでアンケートでは、家具の配置や収納を改善したら家事はやりやすくなったと思うか尋ねました。

今回のアンケートでは、家具の配置や収納を改善したら家事はやりやすくなったと思う・多少思うと答えた方は約8割(関東83.8%・全国83.0%)でした。

内訳は、

  • ・家事はやりやすくなったと思う: 関東29.0%・全国24.0%
  • ・多少思う: 関東54.8%・全国59.0%

で、やりやすくなったと思うと答えた方は関東が多めでした。

関東の地域別では、家具の配置や収納を改善したら家事はやりやすくなったと思う・多少思うと答えた方は千葉県北部(86.7%)・東京都23区外(86.2%)・東京都23区内(85.4%)で割合が高めでした。

また、家事はやりやすくなったと思う・多少思うと答えた方はマンション・アパート在住で若干割合の差があり、マンションでは約9割(関東91.0%・全国90.2%)、アパートでは約8割(関東77.4%・全国80.1%)でした。

 

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家具の配置や収納の悩みを感じていた方は多い

家具の配置や収納を改善が家事のやりやすさにつながると感じる方が多いことがわかりましたが、家具の配置や収納に関する悩みがあった方はどのくらいいるのでしょうか。アンケートで尋ねました。

今回のアンケートでは、家具の配置や収納の悩みがあった・多少あったと答えた方は7割台(関東77.2%・全国73.2%)でした。

内訳は、

  • ・家具の配置や収納の悩みがあった: 関東36.8%・全国31.0%
  • ・多少あった: 関東40.4%・全国42.2%

となり、関東において家具の配置や収納の悩みを持つ方がやや多いことがわかりました。

関東の地域別では、家具の配置や収納の悩みが少しでもあった方の割合は東京都23区内(80.9%)・千葉県北部(80.0%)で高い割合でした。また、マンション在住では約8割(関東82.1%・全国77.1%)、アパートでは約7割(関東69.2%・全国67.9%)でした。

生活して気づく家具や収納の悩み

一人暮らしの生活において家具配置や収納に関する悩みを持つ方が多いことがわかりましたが、具体的にどんな悩みがあったのでしょうか。アンケートで尋ねました。

さまざまな収納がない・少ない

ランクインした7つの悩みのうち4つが「収納がない・少ない」という悩みでした。

【収納がない・少ない悩みピックアップ】

  • ・キッチン収納 約4割(関東41.4%・全国44.9%)
  • ・衣類収納 約4割(関東36.8%・全国44.2%)
  • ・日用品の収納 約3割(関東28.9%・全国34.0%)
  • ・掃除用具の収納 約2割(関東21.7%・全国24.2%)

特定の用途に使える収納場所が設置されていない、またはスペースが少なく、それらのものを収納しておくスペースが確保できず困る方が多々見受けられました。

収納できずに床などの生活スペースに置くことになってしまい、手狭に感じる・邪魔になる・見栄えが悪いなど悩む方が多いようです。もちろん、生活スペースにモノが増えたら部屋の中で動く効率が悪くなり、家事効率にも悪影響を及ぼします。家事作業をするスペースの確保が大変になる場合もあります。つまり、収納スペース不足により生活スペースが圧迫され、日々の生活や家事など暮らし全体の効率低下にもつながるのです。

家具の置き場所や使い勝手が良くない

「家具配置が良くない」(関東37.5%・全国33.7%)という悩みを筆頭に、収納家具の使い勝手やサイズに関する悩みも見受けられました。

一人暮らしの限られた住空間では、生活を考えて選んだ家具配置でも、置くことで通路部分が狭くなったり、用意した家具がうまく置き場所にフィットしない、開閉がしにくいなどの問題が起こりやすいようです。

前述の収納スペース不足の問題も影響して、家具を使わなければモノが収まらないけれど、あると手狭になり、快適には使いにくい状況になりやすいことが浮き彫りになりました。

 

User’s Voice

収納スペース不足の悩み

“部屋が狭く、とにかく収納がなかったため、思ったように綺麗に整頓ができず、とても嫌でした。収納を増やそうとすると部屋が狭くなったり見栄えが悪かったりして、増やすにも増やせず困りました。またキッチンも調理をするにも片付けるにも狭く、やりにくく、家事をすることがとにかく憂鬱でした。”
(30代・医療事務)

“1人暮らしだと備え付けの収納だけでは足りないことが多いので隠したいものも外に出していることが多かった”
(40代・パート主婦)

“収納が意外に足りなくて物を減らさないと物で溢れかえってしまうのが大変でした。”
(20代・事務職)

“収納スペースに悩むことが何度もありました。’
(30代・事務職)

家具との付き合い方

“間取りに対してタンスなど大きすぎる家具を用意してしまっており、自由なスペースが狭くなってしまっていた。”
(30代・会社員)

“思っているより部屋が狭く、家具でぎゅうぎゅうになってしまう。”
(20代・主婦)

“なるべく効率よく動けるような家具の配置にする事で効率がかなり変わると感じる。”
(40代・会社員)

収納が家事効率に与える影響

“収納が少ないと片付けるのが難しいし、床に物が散らかってしまい、家事もしづらくなる。部屋が狭い場合は高さのある収納が必要だと思う。”
(30代・専業主婦)

“一人暮らし用はキッチンが極小スペースしかないところが多く、あまり道具や調味料を揃えることができないので、調理がやりづらく不便でした。収納もシンク下のわずかなスペースしかなく、そこに食器や調理器具を入れるしかないのでとても不便でした。”
(30代・パート)

“生活導線を把握出来ていなかったので、家事をこなすにあたって、タイムリーな位置に物がない(収納棚が配置されていない)ので、非常に時間がかかった記憶があります”
(40代・会社員)

 

一人暮らしの部屋は十分な収納スペース確保が難しいことが多く、収納家具が必要になるものの、生活空間を圧迫しない工夫が必要なようです。そんな時、収納スペース不足の解消に役立つトランクルームの利用が便利です。

  • ・屋内トランクタイプのトランクルームを活用することで自宅の収納スペースの延長として安心の保管環境で保管できる
  • ・必要最低限のサイズに合わせた収納スペースをトランクルームを使って増やすことができ、リーズナブルに収納スペースが確保できる
  • ・普段使わないものやシーズンオフの衣類・家電などをトランクルームに保管すれば、使わない期間には自宅スペースを圧迫せず、使いたいときにいつでもすぐ取り出して使える
  • ・自宅の収納スペースにゆとりができると部屋や廊下に置いているモノも収納できるようになり、広々と使えるようになる
  • ・自宅に備え付けの収納スペースでは足りない部分について、収納家具を増やさずトランクルームを活用すれば、生活スペースを圧迫しない
  • ・収納スペースに収めるためにできるだけ捨てたくないものを無理して処分しないでも良くなる

というメリットがあります。

 

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調査結果を受けてのまとめ

今回はアンケート結果をもとに「一人暮らし経験者の家事・収納の悩み」についてお話しました。

アンケート(関東)では、新生活が始まってからの家事に大変さを感じていた方は約8割で、家事に慣れない・忙しく時間がないことに加え、生活スペース・収納スペース不足や使い勝手の悪さが家事効率ダウンにつながっていることがわかりました。

家具の配置や収納を改善したら家事はやりやすくなったと思う・多少思うと答えた方は約8割で、マンション在住では約9割でした。実際、家具の配置や収納の悩みが少しでもあった方は関東で約8割で、全国に比べ高い割合でした。具体的には、収納スペースがない・少ないという悩みが多く、収納スペース不足を補うために使う家具が場所を取る・手狭で使いにくいという悩みが多く見受けられました。

収納スペース不足によりモノや家具が生活スペースを圧迫し、生活・家事効率が低下してしまう状況も多々起きています。

収納スペース不足の解消にはトランクルームが便利です。一人暮らしの部屋をできるだけ広々と使って、生活・家事をもっと楽にしてみませんか。

 

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【調査概要】

調査対象:トランクルームユーザー調査
回答数:400サンプル
回答期間:2025年02月15日から02月19日までの5日間
調査方法:インターネットによるユーザーリサーチ
調査機関:自社調査

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